「うお……ここがヒウンシティか……」
タチワキシティから、船を乗りヒウンシティに着いた
僕達はまず、この街の凄さに驚いた。
 タチワキシティとは違い実に都会的だった。
「しっかし……これだけ広いと何が何だかわかんねーな。」
 ユウキが顔をしかめながら、タウンマップを見ている。
「どうする? ユウキ とりあえずまずはジム戦に行く?」
 僕が、ユウキに質問をすると……腕を組んで悩み始めた……。
「うーん……そうだな。まずはジム戦だな、わかった
俺はそれでいいぜ。」
 ユウキは僕の意見に、賛成し早速ジムに行くことにした。
「それで……このジムリーダーはどんなポケモン使ってくるんだ?。」
「どうやら情報によると、虫タイプを主に使ってくるようだね。」
「虫タイプか……。」
 ユウキは悩んでいる。なぜかというと、ユウキの今の手持ちは、先ほど
バトルで使ったジャノビーと、シママの2匹で虫タイプの弱点を付ける
ポケモンを持ってないためである。
 僕は、ポカブがいるためある程度は戦えると思うが……。
「まあ……大丈夫だよ。タイプだけがポケモンバトルじゃないから。」
「……そうだな、そうだよな。よし、燃えてきたぜ。そうと決まれば
早くジム戦にいこうぜ、ナオヤ!。」
「うん……わかった。」
 そう言うと、僕とユウキはジムに向かって走り出した。
「おーい早くしろよ ナオヤ!」
「待ってくれよ ユウキ……。」
 なんとか、ユウキについていこうと頑張っていると……。

 


「おい……早くしろよ」
「ああ、もう少しだ。」
 走っている方向から、少し離れたスリムストリートと呼ばれる
道路の路地裏で、黒い服装をして2人の男組が、ポケモンに何かをしていた。
「なんだあれ……あの服の真ん中のマークどこかで見たような……」
 物陰に隠れて、あの光景見ていると……。
「おい……どうした?」
 後ろから、ユウキが不思議そうに質問してきた。
「ねえ……ユウキ あれ何かおかしくない?」
「ああ……服装か?」
「それもそうだけど……人目の寄り付かない路地裏で……
しかもあの機械一体……。」
 こんな事を、頭で考えていると……。
「おい……隠れてないで出てこいよ。」
「……!」
 どうやら、僕達は気づかれていたようだ……。しかたがなく僕達は
謎の男二人組の前に姿を現した。
「なんだよ……誰かと思えばガキかよ。」
「お前ら……一体こんな所で何してるんだ。」
「ガキのお前らには、関係ないことだ。」
「その機械は、一体なんだんだ?」
   ナオヤが、謎の男の言ったことを、無視をして
質問をする。
「ふん……ちょうどいいか、おい……こいつらで実験
するぞ。」
「お……それはいいな。」
   そういうと、謎の男2人組は先ほど機械向けていたであろう
ポケモンを、こちらに出してきた。
   そのポケモンは……。
「ガーディ?なんで、あいつらあんなポケモン
持ってるんだ?。」
   ガーディは、僕が知っている範囲では、この地方では
手に入らないポケモンだ。なんで、そんなポケモンを持っているんだ……。
「おい……やれ。」
   こんなことを考えていると、ガーディは攻撃体制に入っていた。
「くるぞ……ナオヤ。」
「戦うしかないようだ。いけポカブ!ニトロチャージ」
   すかさずナオヤもポカブを出し、ポケモンに命令をだす。
   ナオヤの作戦は、序盤でニトロチャージの、追加効果で素早さをあげ
バトルを有利にするようだ。
   ポカブのニトロチャージは、ガーディに命中した。
   しかし……。
「おい……この程度かよ。」
「なに……!」
   なんと、攻撃を受けたガーディはまるで無傷だった。
「……そういえば、炎タイプの中にはもらいびっていう特性が
あるって聞いたことが、ある……もしそうだとしたらポカブの炎攻撃は
効かないことになる。そうなると、やっかいだ。」
   実は、ナオヤのポカブはほとんどの技が炎タイプで、こうなると
てのだしようがない。
「攻撃して、こないようだったらこっちからいくぞ。
ガーディ、バブルこうせん。」
「……え。」
   相手の命令を聞いて、驚いた。なんと、炎タイプのガーディが、しかも
覚えられない水タイプの、バブルこうせんを使っていることが、驚きだ。
「く……ポカブ   かわ……」
   バブルこうせんの、早さはナオヤの命令以上だった。
   ポカブは、攻撃を避けきれずそのままその場に倒れた。
「ポカブ……!」
「くそ……なんであいつらのガーディ、あんな技使えんだ。」
  ユウキが、頭のなかで考えていると……。
「おいおい……なんだよ。俺らに立ちはだかってくるトレーナーが、
こんな弱いやつだと、俺らもなめられたもんだ。」
「く……」
「おい、まだやれるよな?」
   謎の男二人組は、ガーディに質問していた。
   しかし、誰が見たって今のガーディはとても苦しそうだ。動きも、さっき
よりかなり悪い。

そのとき、謎の男達がとった行動は……。

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