走る、走る・・・・
謎のロボットからにげる為と
シャルに言われた事を果たすために・・・
瑛士は走った・・・
「はあ、はあ・・」
気づけば、攻撃を受けた場所から、かなり遠くまで来ていた。
「ここまでくれば大丈夫だろ・・・」
近くの壁に、よりかけてほっと一息をついた。
「しかしなんだったんだ・・あのロボットは・・・」
この地区のロボットは、人に攻撃しようとすると、頭に組み込まれた制御回路が、働き自動的に動きが止まるはずだが・・・。
「それが働かないとなると、別の地区から来たロボットってことか・・」
A地区以外のロボットは、制御回路は組み込まれていなくて、度々ロボットによって、人が怪我することも少なくない。
だったら、制御回路を組み込めばいいじゃないかと言う話になるが、やはり資金が必要になるので、目をつぶっていると言う話だが・・・
「とにかく、場所を移動するか」
再び走り出そうとした瞬間
「・・っ」
自分のよりかかっていたビルが、突然爆発し
おもっいきり壁に、飛ばされた。
「う・・」
なんとか助かったが、ぶつかった衝撃で、体が動かなかった。
「いて・・くそ・・骨が折れてやがる。」
どうやら、足の骨が折れてしまっているようだ。
しかし、さらに追い討ちをかけることが、起こってしまった。
「ガシャ」
「・・・まじかよ。」
状況は絶望的だった。
自分は足の骨が、折れているのと、体中から激痛。
目の前には、先程俺らを襲ったロボット。
しかも・・・
「3体かよ・・」
ジリジリと迫り来るロボットに、対し何も出来なかった・・・。
「すまんな・・シャル俺はここまでのようだ
お前との約束守れなくてすまんな。」
3体のロボットは攻撃体制にはいった。
「なあ・・シャル・・お前には迷惑かけてばっかりだったな。毎朝の朝食、登校、下校、いろいろ所でお前には世話になった。
俺が、お前に対してやっていることは、ただ文句を言うことしかしてなかったな・・。
なあ・・シャルお前はこんな俺をどう思う?」
ロボットは、瑛士に向けて、攻撃を仕掛けてきた。
「終わった・・」
そう思った瞬間
突然ロボット一体の、頭がふっとび、その場に倒れた。
「大丈夫か?」
突然のことに、頭が混乱している瑛士は返答が出来なかった。
「あなたは・・?」
「あ?俺か?俺は・・ヘッドハンターだ」
「ヘッドハンター・・?」
謎の人物と、話していると・・
「危ない!」
残りのロボットが、こちらに迫ってきた。
「ちょうどいい、見せてやるよ
ヘッドハンターの力を」
そういうと、持っていた銃を、ロボットに向け、発射した。
「グギャー」
謎の機械音と共に、ロボットの頭は見事撃ち抜かれ、跡形もなくなっていた。
すると、もう一方のロボットが、こちらに迫ってきた。
「ヘッドハンター・・俺たちはロボットの頭をぶち抜くのが、仕事だ」
まさに、百発百中だった。
ロボットに、向けられた銃弾は、攻撃をさせる暇も与えないぐらい正確だった。
「すげ・・これがヘッドハンター。」
感心していると・・
「う・・そういえば俺は怪我してるんだった。」
「どうした?おい・・お前怪我してるじゃないか」
「ええ・・ちょっと」
「しょうがない、近くに病院があるからそこまで運んでやるよ。」
そういうと、謎の人物は、瑛士を抱えて、
病院まで走っていった。
「ヘッドハンターカオモシロクナッテキタナ
ハハハハハハ」
笑い声を残して、闇の中に消えていった。